物忘れがひどいとき改善に繋がる大切な対策や防止方法の画像

物忘れというのは加齢などで脳の老化により起こるとされています。

脳に入ってきた情報を一時的に保存している海馬が衰え
脳そのものも萎縮してしまうことが物忘れの原因とされています。

さらに物忘れの内容によっては病気の前兆になっていることも
あるので、医療機関の受診が必要になる場合もあります。

また20代や30代の若い方でもインプットが過剰になり
アウトプットとのバランスが崩れてしまうと
脳内ネットワークの繋がりが悪くなり脳過労から
物忘れの症状が起こりやすくなってしまいます。

物忘れを身近な問題と捉え、見逃さずに改善に繋がる
対策や防止方法を知ることが大切です。

物忘れ改善に向けて

物忘れ改善に向けての画像

まずは、物忘れがひどいと感じた時
加齢による物忘れか、病気と疑われる物忘れか
自身の症状をチェックしてみましょう。

<加齢などによる物忘れの症状>

・出来事の一部だけを忘れてしまう

・物忘れに気づくことができる

・新しいことを覚えることができる

・生活に支障がない

<病気と疑わしい物忘れ>

・出来事全部を忘れてしまう

・物忘れに気づかない

・新しいことを覚えることができない

・生活に支障をきたしてしまう

・幻覚や妄想が起こることがある

・無意識に人格が豹変してしまう

これらの項目をチェックしてもしも病気と疑わしい
物忘れに当てはまっているようでしたら、
すぐに医療機関を受診することをおすすめします。

また家族や友人などでこのような症状を抱えている
方がいる場合も診察を受けるように勧めることで
早急に適切な治療を受けることができます。

まずは焦らずに1つ1つの項目をチェックしながら
生活習慣と照らし合わせてみましょう。

物忘れを改善する生活習慣

物忘れの対策や防止方法の画像

物忘れを改善するためには生活習慣が大切です。

特に、睡眠、運動、食事を意識して脳の働きを
活発にしたりゆっくりと休ませてあげる習慣作りが必要になります。

また記憶を鍛える毎日のワークなども生活に取り入れることで
物忘れの対策や防止に繋がるので非常に効果的です。

物忘れを改善する生活習慣

物忘れを改善する生活習慣の画像

物忘れと生活習慣(睡眠、運動、食事)は密接に関係しています。

睡眠不足から心身ともに休めていないと脳がうまく働かずに
記憶力が低下して物忘れなどの原因になります。

そのため、まずは睡眠時間がしっかりととれているか確認をして
みましょう。若い方に起こりがちな脳過労などの場合も睡眠で
しっかりと休息を取ることが大切です。

また少なくとも週に2~3回、20分程度の軽い運動を取り入れる
ことで脳の血流が良くなり記憶力が改善します。

アメリカのUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の研究
では運動の習慣が脳内情報伝達物質であるニューロンを加齢によって
減少してしまうのを防ぎながらも増やす効果があるということをつきとめました。

さらに記憶力を高める成分のレシチンを含む食品を
積極的に摂ることで物忘れを改善する習慣のサイクルができあがります。

レシチンはが含まれている食品は

大豆製品、小魚、レバー、ウナギなどがあります。

物忘れ対策・防止ワーク

物忘れ対策・防止ワークの画像

物忘れを対策したり防止するための簡単で効果的なワークをご紹介します。

まずは、1つ目のワークは前日の食事を毎日思い出すようにしましょう。

このワークをすることで記憶を引っ張り出す力が鍛えられ物忘れ防止に繋がります。

2つ目は日記を必ずつけることです。

毎日何をしたのか、大切なことやスケジュールを日記として
まとめてみましょう。さらに実際に手書きをすることで
脳に刺激を与えて記憶力の改善に繋がります。

プリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の
研究チームによって、PCでメモやスケジュールを管理する
よりも手書きでメモをとり日記を付けている人の方が
長い時間にわたって記憶が定着し新しいアイディアが思いつきやすい
傾向にあることを証明しました。

そのため、手書きで日記を毎日つけ大切なことは必ずメモする
習慣を持つことで物忘れを改善し防止にも繋がります。

アウトプットをまとめる

アウトプットをまとめるの画像

様々な情報を脳に入れた後は頭の中でまとめることで
情報の大事な部分や他の情報とどのように関係し
結びついているかを体系立てて理解し直すことができます。

さらに、そのことを書き出したり誰かに教えたり説明することで
記憶の定着度が高まるため物忘れにも非常に効果的です。

簡単にできる方法として感想日記があります。

本や新聞の記事に対して自分の感想を書き出してみましょう。

日常生活でインプットした情報をまとめる作業を行い
ながら、アウトプットするような習慣を身につけることができます。

意識する生活を心がける

意識する生活を心がけるの画像

私たちは普段の生活を無意識に過ごしていることが多くあります。

特にインプット(情報)だけが多くなりそれを自分の中で
まとめたりアウトプットせずにいるため情報の消化不良
起こし、脳に刺激がないとどんどん記憶力が低下していきます。

加齢により物忘れは起こりやすくなるため、記憶を鍛える
生活習慣や物忘れ対策・防止ワークなどを意識することがとても大切です。

まずは、しっかりと脳を休ませてあげられる環境を整えて
効果的な食事や運動を行いながらアウトプットをしっかりする習慣を身につけましょう。