メタボの腹囲を減らしたり解消するためには?また新基準や測り方についての画像

40~70歳の男性2人に1人、女性5人に1人がメタボリックシンドロームであると
国民健康・栄養調査により分かっています。

そして肥満の若者も増加していることから
年齢問わずメタボリックシンドロームが問題になっていることも事実です。

メタボと略されて言葉自体を多くの方が知っていると思いますが、
メタボについてはそれほど詳しくは知らないということもあると思います。

メタボが体に及ぼす影響やどのように解消すれば良いのかをご紹介しながら
新基準や自分でできる測り方も解説していきます。

メタボ解消に繋げる知識

メタボ解消に繋げる知識の画像

メタボリックシンドローム(英 Metabolic syndrome)は
内臓脂肪症候群とも呼ばれ健康を害し深刻な病へと繋がる疾患概念として
昨今の社会問題になっています。

腸、腹腔内に溜まる内臓脂肪の蓄積によって高血圧、糖尿病、脂質異常症
などの生活習慣病の重なりが起こっていることを示しています。

このような状態が続いてしまうと心筋梗塞脳梗塞の原因とされている
動脈硬化を急速に進行させて生命を脅かします。

メタボリックシンドロームの判断基準や改善方法について下の
記事を参考にしてみて下さい

メタボの定義や原因は?改善するための効果的な方法とは?

メタボ解消への腹囲を減らす習慣

メタボ解消への腹囲を減らす習慣の画像

メタボを解消に繋げるためには内臓脂肪を減らしてお腹周りを
スッキリさせることが大切です。

そこで重要なので生活習慣の見直しです。

人はそれぞれの生活リズムを持っているため
その人に合った方法を見つけることが大切です。

主にベースとなるのは食事や運動ですが、何よりも生活習慣
を変えることが重要になってきます。

短期間に体に負荷をかけて痩せるよりも長期的に無理のない範囲
体質の改善をした方が心身ともに健康を保つことができます。

習慣その①食べ物日記帳

習慣その①食べ物日記帳の画像

毎日の消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなってしまうと必ず太ります。

特に年齢を重ねるにつれて体の代謝機能は落ちるため
若いときと同じ物を同じ量だけ食べていては内臓脂肪がつきやすくなってしまいます。

まずは簡単にはじめられて効果的である
余計な物を食べない習慣作りをしてみましょう。

そのためには食に対して意識することが大切になり
そのサポートをしてくれるのが食べ物日記帳です。

毎日食べたものを箇条書きでも良いので紙に書き出してみましょう。

日記として食べたものを記しておくことで
自身の食生活が明るみになりいつ何を多く摂っているか
好物や苦手な物など食の嗜好を把握することができます。

内臓脂肪は糖質脂質の摂りすぎにより起こります。

そのため、日記に書き出された食事で糖質や脂質が多い部分には
印をつけて少しでも減らすように意識してみましょう。

そして糖質や脂質を減らした分、食物繊維を多く摂り体重を量る習慣を持ちましょう。

習慣その②毎日体を動かす

習慣その②毎日体を動かすの画像

1日の内で体を動かして軽くでも汗をかくような習慣がありますか?

食べたエネルギーを体に蓄積させずにエネルギーとして使ったり
積極的に体の脂肪を落とすためには体を動かす習慣がとても大切になります。

運動をはじめるのは敷居が高いという方は少しでも1日10分でも良いので
歩く習慣を持つようにしましょう。

外出ができない方は自宅や屋内でもよいのでその場で足踏みをしたり
体を動かしてみましょう。

また慣れてきたら部分的にお腹に効くトレーニングやストレッチを試してみるのもおすすめです。

ぽっこりお腹をへこます方法と運動不足を解消する習慣

コチラの記事ではお腹痩せに効果的に効く方法をご紹介
しているので参考にしてみてください。

メタボの新基準と測り方

メタボの新基準と測り方の画像

厚生省はメタボリックシンドロームの診断基準の見直しを発表しました。

腹囲が男性85cm、女性90cm BMI25以上を基準値に

血糖高値、血圧高値、脂質異常の二項以上の異常
がある人がメタボ診断されていましたが

腹囲やBMIが基準値未満でも血糖値、血中脂質濃度に異常があると
生活習慣病発症のリスクが高まりその逆に腹囲が基準以上でも
それ以外の異常がない場合はリスクに変化がないという研究結果が発表されています。

新基準は腹囲が基準以上の場合は従来通りの保健指導を通して
減量をすすめ基準未満の場合は内臓脂肪蓄積以外のリスク因子
を特定する必要がでてくるため調査方法や原因ごとの
新たなプログラムを開発する予定とされています。

そして新基準での診断は2018年から実施予定とされています。

自身で腹囲を簡単に測る方法は

①上半身の服を脱いで真っ直ぐ立ちます。

②お腹をへこませたり膨らませないようにリラックスした状態を保ちます。

③おへその位置から肋骨と骨盤の中間地点辺りからメジャーを回します。

男性85cm以上 女性90cm以上

上記の数値に当てはまる方はメタボリックシンドロームとなる
危険性が高いので健康診断の数値を再チェックし必要に応じて治療・改善を行うことをおすすめします。

隠れ肥満である可能性

隠れ肥満である可能性の画像

昔や若い頃は運動をしていたし、見た目も特に変わらないから
大丈夫と思いっていても、

実はぽっこりとお腹だけが以前よりも目立ってきている。

そんなときは隠れ肥満である可能性があり
見た目は痩せていても体の内側には脂肪が蓄えられています。

現代は知らないうちに肥満やメタボになってしまう多くの原因が
隠れているため自身の生活習慣に意識的になり体重だけでなく
体脂肪率や腹囲を測ることも大切です。

またメタボと診断されても焦らずご紹介している食事や運動の
習慣を変えて少しずつ行動することで改善に向かいます。