お茶には血圧を下げる作用を持つ成分が含まれているといわれています。
特に有名なのがカテキンですが、カテキンとはポリフェノールの一種で
タンニンと呼ばれてきた緑茶の渋み成分です。
またカテキン以外にもお茶の種類によって含まれている成分もことなり
健康をサポートしてくれる多彩な働きを持っています。
それぞれどのような成分が含まれているかをご紹介しながら
手軽で簡単に行える血圧を下げるストレッチやツボ押しなども解説していきたいと思います。
Contents
高血圧に有効なお茶とは?
お茶には高血圧に作用し有効的に働く成分が含まれています。
その中でも特に有名なのがカテキンですが、カテキンはビタミンCの
80倍ともいわれる高い抗酸化力を持っています。
緑茶などに含まれているカテキンですが、
血圧、血糖値、コレステロール値などを下げる働きがあるとされ
生活習慣病の改善や予防に役立つと考えられています。
しかし、血圧を下げる働きのあるカテキン以外の成分も
含まれているため、飲み過ぎて過剰に摂取してしまうと副作用が
現れることがあるので注意しなければいけません。
茶葉から作られるお茶にはカテキン以外にも
カフェイン、タンニン、シュウ酸などが含まれています。
それぞれの副作用を理解して摂りすぎに注意しましょう。
<カフェイン>
よくコーヒーに含まれているため多くの方が知っていると思いますが、
実はお茶にもカフェインは含まれています。
そのため、飲み過ぎると神経が過敏になり睡眠に影響するため気をつけなければいけません。
また妊娠中は低体重出生児のリスクが高まるといわれているため摂りすぎには注意が必要です。
<タンニン>
タンニンは過剰摂取すると腸の粘膜が刺激されて下痢を起こしてしまう可能性が
あります。さらに薬の成分を弱めるともいわれているので
薬やサプリメントをお茶で飲むことは避けるようにしましょう。
<シュウ酸>
シュウ酸を過剰に摂取してしまうと尿路結石ができやすくなるため注意が必要です。
すぐに尿路結石になってしまうという訳ではありませんが、
毎日何杯もお茶を飲むことは避けるようにしましょう。
様々なお茶と特徴
カテキン以外にもお茶には種類があり、その働きも様々です。
緑茶はカメリアシネンシスという茶の樹の葉を原料としており、緑茶以外にも
烏龍茶、紅茶、玄米茶、プーアール茶もすべてカメリアシネンシスという樹を原料としています。
上記のお茶以外にも、黒豆茶、そば茶、杜仲茶、ドクダミ茶なども高血圧
には非常に効果的でスーパーや薬局などで見つけることができ手に入りやすい
お茶なのでご紹介したいと思います。
黒豆茶
黒豆を原料として作られているお茶でカテキンは含んでいませんが様々な
栄養素がバランス良く含まれています。
血圧を下げる働きがあるアミノ酸、カルシウムが豊富に含まれ、血管の老化
を防ぐビタミンEなども含まれています。
飲み過ぎても栄養の過剰摂取になる心配はほとんどないためおすすめです。
そば茶
そばの実を原料としています。カテキンやタンニンはごくわずかでカフェインは
全く含まれていません。血流促進や血管の弾力性を取り戻すルチンが含まれているため
高血圧には有効的に働きます。
摂りすぎによる健康被害が及んだという報告はないので安心して飲むことができます。
杜仲茶(とちゅうちゃ)
杜仲という植物の葉を乾燥させ焙煎したものを原料としています。
杜仲茶にはゲニポシド酸と呼ばれる副交感神経に働きかけることで
血圧を下げ高血圧によって起こる腰痛やめまいを抑える働きがあるとされています。
ゲニポシド酸を摂り続けることで健康被害が起きたとの報告はありませんが
杜仲茶にはカリウムが含まれているため摂りすぎたり、カリウム製剤などと
併用していると高カリウム血症が起こる可能性があるので気をつけましょう。
ドクダミ茶
ドクダミという植物を原料としているお茶でカリウムを多く含んでいます。
カリウムは余分な塩分を排出する働きがあり、血圧を下げるのに役立ちます。
塩分の濃い食べ物を食べた後などは食後にドクダミ茶を飲むことで高血圧を予防します。
手軽で簡単ストレッチ&ツボ押し
様々なお茶と有効成分と作用をご紹介しましたが、最後に空いた時間に
行える手軽で簡単な血圧を下げるストレッチやツボ押しもご紹介したいと思います。
コチラの動画では座りながら行えるストレッチを解説しているので参考にしてみて下さい。
ポイントは必ず呼吸を意識してリラックスしながら行うことです。
むくみを感じているときなども効果的ですので試してみましょう。
コチラの動画では血圧を下げるツボ押しをご紹介しています。
どこでも簡単に行えるので習慣にすることで高血圧対策を意識的に行えます。
食後のティータイムで高血圧改善
お茶には高血圧に有効的に働く成分がたくさん詰まっています。
そのため、食後や間食時に飲み物をご紹介したお茶に
変える事で今までよりも血圧を意識した生活習慣に変えることができます。
お茶を飲む習慣を続けることで長い目でみたときに必ず変化をもたらしてくれるはずです。
まずは、自分に合うお茶を見つけることからはじめてみましょう。