薄毛の原因にAGA（男性型脱毛症）があり
症状は額や頭頂部の生え際が薄くなっていきます。
AGA（男性型脱毛症）は遺伝や男性ホルモン、生活習慣が
原因であるとされ成人男性の3人に1人はAGAであるとされています。
また女性も加齢やホルモンバランスの変化、生活習慣などで女性ホルモン
が減ってしまうと、FAGA(女性男性型脱毛症)という薄毛の原因に繋がります。
Contents
遺伝、男性ホルモン、生活習慣の関係性
X染色体の中にデンセイホルモン受容遺伝子というのがあり、
通称薄毛遺伝子と呼ばれています。
X染色体は主に母親から遺伝するといわれていますが、
母親は脱毛を止める女性ホルモンが備わっているので
薄毛であるとは限りません。
母親の父親である祖父が薄毛の場合は、
遺伝や男性ホルモンの働き生活習慣によって自分も薄毛になる可能性があります。
男性ホルモンの一種であるテストステロンと5aリダクターゼという酵素が
結びつくことでジヒドロテストステロン（DHT）という
脱毛ホルモンが作られ、
毛根にあるアンドロゲンレセプター（男性ホルモン受容体）と結びつくことで
髪の育成に悪影響を及ぼします。
そしてデンセイホルモン受容体遺伝子（薄毛遺伝子）を受け継いでいる人は
アンドロゲンレセプター（男性ホルモン受容体）の感度が強く
ジヒドロテストステロン（DHT）が生成されやすくなり
生活習慣の乱れにより薄毛が加速します。
女性も加齢や生活習慣などで女性ホルモンが減り男性ホルモンが活発に
なるとAGA（男性型脱毛症）のような症状を発症してしまいます。
そして男女問わず、薄毛には遺伝や男性ホルモン以外にも
生活習慣が大きく関係しています。
薄毛を予防・改善する生活習慣
薄毛は生活習慣を気を付けることで、予防や改善につながります。
そのためにもまずは、どういったことが髪に悪影響を及ぼすのかを知り、
薄毛対策をしましょう。
食生活
外食やファーストフードの摂りすぎは要注意です。
薄毛を加速させてしまうのは
塩分、添加物、油分の摂りすぎです。
コンビニ弁当、揚げ物、ラーメン、お菓子などは避けるように心がけましょう。
また、食事を摂る時間にも注意が必要です。
毎日違った時間に食事を摂ったり、食事の頻度を増やしたり減らしたり
するのも髪によくありません。
一日三食バランスよく食事を摂ることで薄毛を予防、改善します。
薄毛の原因であるジヒドロテストステロン（DHT）の分泌を抑える
ことが期待できる栄養素にイソフラボンと亜鉛があります。
イソフラボンが多く含まれる食品
・豆腐
・納豆
・みそ
・大豆
亜鉛が多く含まれる食品
・牡蠣
・ビーフジャーキー
・するめ・チーズ
・煮干し
飲酒
お酒を飲むと、体の中でアセトアルデヒドという毒素を持った物質が
生成され、肝臓で解毒するために大量のビタミンやアミノ酸を消費します。
アミノ酸は髪の毛に必要なシステインやメチオニンといった
タンパク質やビタミンB、亜鉛といった栄養素を含んでいます。
しかし、アルコールを分解するときにそれらが使われてしまい
髪に栄養がいかなくなり薄毛の原因に繋がってしまいます。
さらに大量にアルコールを摂取すると分解が間に合わずに血中を循環し
脱毛ホルモンのジヒドロテストステロン（DHT）を増加させてしまいます。
薄毛対策のためにも飲酒の際は飲む量を調節しましょう。
喫煙
喫煙をすることで頭皮の血管が収縮し血行を悪くさせます。
血行が悪くなってしまうと、必要な栄養素が届きにくくなり
髪がしっかりと育たなくなってしまいます。
また喫煙者の多くは薄毛の原因であるジヒドロテストステロン（DHT）
の量が多いとされ、髪の毛の健康を保つビタミンEは破壊され
吸収も阻害されてしまいます。
肝臓にも負担がかかり肝臓機能の低下を招きます。
刺激物
入浴時の髪洗にも気を付けましょう。
ゴシゴシと指を立てて洗ってしまうと髪を痛めるとともに
頭皮を傷つけ血行が悪くなる原因になります。
また香辛料などの刺激がある物も食べ過ぎに注意です。
適度な量は血流を良くしますが、摂りすぎてしまうと
発汗作用が強く、頭皮から皮脂が過剰に分泌し毛穴に
詰まると悪影響を与えてしまいます。
ストレス
現代ではストレスをなくすことは難しく、
どうストレスと付き合っていくのかが大切です。
ストレスを受けることで、自律神経のひとつである
交感神経が活発になり、心拍数が上がり血圧が上昇します。
酸素や栄養素を血液で筋肉や臓器に送り届けることで、ストレスに
対応しようとしますが、ストレスと受け続けてしまうと血管が
収縮してしまい血行不良に陥り十分に酸素や栄養を送り出すことが
できなくなってしまいます。
そのため、頭皮や髪の毛に栄養が送られず薄毛の原因につながります。
体や心を休めるための時間や空間を作ることも髪のケアにはとても大切です。
運動
血液の流れを促進し血管の柔軟性を上げて頭皮に酸素や栄養を
運ぶためにも適度な運動は必須です。
日々の仕事や疲れでそんな時間はないという人でも、入浴後に
ストレッチや柔軟をして体を伸ばすことでも効果があります。
特にウォーキング、水泳、エアロビクスなどの有酸素運動が
良いとされ髪だけでなく健康にもつながり相乗効果を生み出します。
育毛剤や薄毛専門のクリニック
薄毛の原因を知り、生活を改善することで薄毛の予防と改善に
繋がりますが、さらに育毛剤や薄毛専門のクリニックなどを
利用することで効果を高めたり、自分にあった方法が見つけられるかもしれません。
髪の状態や対策を知るためにもまずは、無料相談などを受けてみるのがおすすめです。
